ストリートダンスとはこういうものである!【徹底解説】

「ストリートダンスっていったい何!?」

こう思ったことはありませんか?

 

EXILEが踊ってるようなダンスとか、ヒップホップとか、、なんとなくイメージはあるけど言葉では、、、って方も多いかもしれません。

 

わたしも説明しようとすると、

「ええと、路上でおどられてて、、」

みたいな曖昧にこたえてしまったことがあります。

 

この記事では改めて、今一般的に言われている「ストリートダンスとは何なのか」ということを解説していきます。

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ストリートダンスとは

 

広い意味でいえば、ストリート、つまり路上で踊られてきた(踊られてる)ダンスのことを言うのかもしれません。

「じゃあ路上で踊れば何でもストリートダンスなのか?」

と聞かれれば、イメージ的にそうでもないような気がします。

 

今一般的に言われるストリートダンスを簡単に説明すると

「アフリカンアメリカンミュージック(ブラックミュージック)の影響で生まれた、ストリートで踊られてきたダンス」

だと言えるでしょう。

 

といいますのも、多くの人がイメージするストリートダンスは、そのほとんどがアフリカンアメリカンミュージックの影響をうけてアメリカで誕生したものだからです。

 

 

ただもう少しその性質や特徴をふまえてまとめると、以下のようになると考えます。

1960~1970年代以降、アフリカンアメリカンミュージック(ブラックミュージック)の影響をうけて生まれ、ストリート(路上)で踊られてきたものである。

またスタイル(ジャンル)として確立されたものを指し、かつ更新されていくものである。

アフリカンアメリカンミュージックの影響をうけていることから、特徴として基本的にビート主体であり、その特有のリズムを取りながら踊るダンスである。

(ぜんぜん少しじゃない、、笑)

 

ポイントを細かく分けると

  1. 1960~1970年代以降
  2. アフリカンアメリカンミュージック(ブラックミュージック)の影響をうけて生まれ
  3. ストリート(路上)で踊られてきたもの
  4. スタイル(ジャンル)として確立されたものを指し、
  5. 更新されていくもの
  6. 基本的にビート主体であり、
  7. 特有のリズムを取りながら踊るダンス

この7つですね。

 

以下で詳しく説明します!

上記の文を少し頭に入れて読んでみてください。

 

①1960年代~1970年代

アメリカの1960年代は、アフリカ系アメリカ人(黒人)をはじめとする有色人種による反人種差別運動や権利を得るための運動(公民権運動)が盛んになった時代でした。

その中で生まれた「ブラック・イズ・ビューティフル(黒は美しい)」は有名なスローガンです。

 

こうした流れから1970年代には全米のアフリカ系アメリカ人の住む都市をソウル(黒人の精神や魂の意味)で結ぶという意味でつけられた「ソウルトレイン(Soul Train)」という番組が始まり、彼らの文化はさらに認知されるようになりました。

ソウル・トレイン ギャング Earth, Wind & Fire [ Mighty, Mighty ]

 

このように、この時代のアフリカ系アメリカ人(をはじめとする有色人種)の地位を向上とする運動や、民族意識の高まり、また彼らの文化の社会的認知が、今日におけるストリートダンスの文化を確立にするにいたったと考えられます。

実は1960年代~1970年代以前にも「リンディホップ」などのダンスがアメリカ国内では踊られていましたが、彼らの不遇な環境から注目されることは少なかったのです。

 

この時代の動きがストリートダンスの誕生・発展・認知をすすめ、今の私たちの時代まで受けつがれていくことになったんですね。

 

 

②アフリカンアメリカンミュージックから影響をうけている

アフリカンアメリカンミュージック(African-American Music)は、アフリカ系アメリカ人による音楽の総称ですね。

 

ブラックミュージック(黒人音楽)っていう方がわかりやすいかもしれません。

 

R&Bやソウル、ファンク、ヒップホップなどですね。

強いビート感やグルーヴ感を特徴に持つ音楽です。

 

ストリートダンスはアフリカンアメリカンミュージックの影響のもと誕生してきました。

アフリカンアメリカンミュージックが先に生まれ、流行し、その影響でその音楽のビートに合ったダンスが生まれてきたんです。

アフリカンアメリカンミュージックという表現だとアフリカンアメリカン限定のような印象を受けますが、そうではありません。

たとえばHIP HOPはジャマイカンが発祥ですし、プエルトリカンやメキシカンもその成り立ちに関わっています。

ここでは表現の仕方が分からず「アフリカンアメリカンミュージック」としています。

もし適切な名称があれば教えていただければです。

 

 

③ストリート(路上)で踊られてきたもの

「ストリートダンスとは、ストリート(路上)が『発祥』のダンス」

みたいに書かれてるサイトがあります。

 

ストリートが発祥のジャンルもあると思いますが、今あるストリートダンスが全部が全部そういうものでないことは確か。

クラブの中で生まれたダンスも多々あります。

 

だから発祥を見るというよりは、そのあとの文化・歴史に注目して、

「ストリートで”踊られてきた”ダンス」

だと考えます。

 

 

④スタイル(ジャンル)として確立してる

これは私のイメージが多分にふくまれるのですが、

「スタイル(ジャンル)として確立してる」

というのも今のストリートダンス一つの要素だと考えます。

 

たとえば、日本では「恋ダンス」とか「おしりダンス」とか、振り付けや振り付けの一部に注目したダンスが話題になることが多いけど、それってストリートっぽくないですよね。

 

スタイル(ジャンル)として確立してるというのは、つまりそのスタイルごとに特徴をもち、文化(カルチャー)としてある程度継続されてきたダンスであるということです。

このことがよりストリートダンスらしさをより助長してるのではないのかなと考えます。

 

 

⑤更新されていくもの

七類誠一郎氏は、著書「黒人リズム感の秘密」の中で

黒人ダンスは創造的な感性のダンスといえる。

引用:黒人リズム感の秘密

と書いてます。

 

この「更新されていくもの」というのは、つまりダンスが持つ「創造性」や「自由性」について触れています。

ストリートダンスって「これが出来れば絶対正解!」みたいなダンスではないですよね。

 

ストリートダンスは「自己表現」の側面を持ちます。

より「個性」を大切にしていいものなんです。

 

また音楽の変化などによって新しいスタイルやムーブが生まれることもあるでしょう。

 

日々進化し、更新されるのもストリートダンスの醍醐味ですよね。

ただもちろんそのカルチャーをリスペクトしていることが前提ですが。

 

 

⑥ビート主体のダンスである

ビート主体であるということについて。

これはアフリカンアメリカンミュージックがビート主体の音楽であるから、その影響を受けているストリートダンスも基本的にビート主体です。

(逆にヨーロッパ中心に発展した音楽はメロディ主体。)

ドラムのビートに合わせて即興的に踊る、これが黒人ダンスの究極であり、最大の特徴であり、また楽しさなのである。

引用:黒人リズム感の秘密

 

 

⑦特有のリズムを持つダンスである

特有のリズムを有するという特徴。

このリズム感は簡単にいうと「黒人のリズム感」みたいなものです。

日本人には元々備わってないあのノリです。

 

だから逆に黒人の方からすると当たり前すぎてよくわからないのかもしれませんね。

ただ私たち日本人には元々ないノリを、黒人たちが、そしてストリートダンスが有するのはみなさんご存知だと思います。

 

ストリートダンスはアフリカンアメリカンミュージックの影響を受け生まれていることから絶対的にこのリズム感が必要であると考えます。

 

簡単に言えば「ランニングマン」のステップをするにしても、あのノリがないと不自然です。

 

この「ノリ」、「リズム感」、「音の取り方」みたいなのは人それぞれ考え方、教え方が違うので、ここではストリートダンスはそのノリを有してることだけを覚えていただけばと思います。

 

いずれこのブログでも私なりの考えを書きますが、このリズムにおけるキーワードとしては

・連続曲線的

・グルーヴ感

・体幹の連動運動

・脱力

・アフタービート

etc…

などがあげられます。

 

 

以上のことから

以上のことから改めて、ストリートダンスとは、

  1. 1960~1970年代以降、
  2. アフリカンアメリカンミュージック(ブラックミュージック)の影響をうけて生まれ、
  3. ストリート(路上)で踊られてきたものである。
  4. スタイル(ジャンル)として確立されたものを指し、
  5. かつ更新されていくものである。
  6. 特徴として基本的にビート主体であり、
  7. また特有のリズムを取りながら踊るダンスである。

と考えます。

 

長々と書きましたが、たぶんストリートダンス経験者はここに書かれてることはなんとなくイメージで理解されてるはずです。

なんとなく伝わればうれしいですー!

 

 

ストリートダンスの種類

 

ちなみにストリートダンスには、ロッキング、ポッピング、ブレイキング、ヒップホップ、ハウスなどのジャンルがあります。

くわしくは、以下をご覧になってください。

 

 

最後に

 

長いので、少しでも覚えてもらうために最後にもう一度書きます!笑

ストリートダンスとは、1960~1970年代以降、アフリカンアメリカンミュージック(ブラックミュージック)の影響をうけて生まれ、ストリート(路上)で踊られてきたものである。

またスタイル(ジャンル)として確立されたものを指し、かつ更新されていくものである。

アフリカンアメリカンミュージックの影響をうけていることから、特徴として基本的にビート主体であり、その特有のリズムを取りながら踊るダンスである。

私はストリートダンスはこういうものだと考えます。

 

また「考えます」と書いてあるように、ここで書かれてることはあくまで私の意見です。

この記事では、よりストリートダンサーの目線で「おそらく一般的にストリートダンスってこうだろうな」って思われるものを包括したつもりです。

ただストリートダンスを定義づけるのことは非常にむずかしいですし、実は一人一人たぶん感覚や説明する言葉が違ってくるのかなって思います。

なので参考程度にイメージとして読んでいただければ幸いです。

 

あとこれから歴史なども追記できればと考えておりますー!

ここまで読んでいただきありがとうございました♪

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