こんにちは。ダンスブロガーのGAKUTOです。
もっとヒップホップについて理解を深めたい!
何か良い本ないかなーって本屋に行ってみると最初に目に飛び込んできたのが
でした。
あんまり座学も勉強してないしてないし、学生時代はバスケ部だしそもそもヒップホップ知ったのもダンス入りで、文化系というよりは体育会系だけど、、、
俺読んでも大丈夫かよ??
って思いがありましたが、ちょっとチラ見すると、、
おもろーー!
っていうことで即買いしました!!笑
この本の4つのポイント
①読みやすい
けっこう今まで少しヒップホップに関する本を読んだことがあるけど、正直少し分かりにくいというか、とっつきにくいイメージでした。
その点、この本は著者である長谷川町蔵さんと大和田俊之さんの対話形式で書かれてて、
とても読みやすい!
特にヒップホップの始まりを知りたい人にはオススメの本かも。
1973年にDJ クール・ハークがプレイしたパーティーからヒップホップは始まったわけですが、
長谷川:…パーティーの目的は、ハークの妹が新学期に着る洋服代を稼ぐためだったそうで、ヒップホップはジャイアンのジャイ子からの愛から始まったんですよ。
大和田:まさにジャイアン・リサイタルそのまんまじゃないですか!
※引用:文化系のためのヒップホップ入門
めっちゃわかりやすい。笑
そして下に注意書きも書いてるところもうれしい!

※引用:文化系のためのヒップホップ入門
なんとジャイアンの注意書きまで書いてる。笑
文中に出てくる曲のCD GUIDEもあるところも魅力的です。

※引用:文化系のためのヒップホップ入門
②おもしろい
対話形式だから時にはジョークを入れたり、日本のことに置き換えて話したりしていて、例えや表現の仕方がおもしろいです。
上のクール・ハークのこともそうだし、アフリカン・バンバータを
「喧嘩が強いのに文化系。番長なのにじつは手芸部だった『湘南爆走族』の江口洋介みたいですね。憧れます。」
とか表現しちゃってます。笑
他には
ヒップホップは『少年ジャンプ』である。
とか
ヒップホップはプロレスである。
とか書いてます。笑
でもよく読むとしっくりくるのがまたおもしろい。
③ちょっと体育会系には辛い??
ちょっと良くない意味で印象的なのは、専門用語が多いということです。
あまりヒップホップの曲を掘って来なかった私にとっては分かりづらい部分も。。
ただこれはヒップホップそのものが専門用語が多いのでしょうがないです。
というかただの私の勉強不足です。
すみません!!
ヒップホップカルチャーが大好きだったり、ヒップホップのDJさんにとってはたまらないかもですね。
④ダンスの話はほとんどない
基本的にこの本は、ヒップホップの「音楽面」についてより詳しく書いてます。
文中に「主役はダンサーとライターだった」などの記述がありますが、その部分にはあまり触れられてません。
なので「ヒップホップダンス」について情報を求めてる人はすこし注意が必要かな。。
感想
ヒップホップについて興味がある人は、わかりやすく、読みやすく、それでいて専門的に書いてるこの本を買うべきです。
上で「ヒップホップダンス」についてあまり書かれてないと書きましたが、「ヒップホップダンス」は「ヒップホップカルチャー」からきてるものだから、体育会系である(?)ストリートダンサーももちろん買った方がよいでしょう!
この本で特に印象に残ったのは
・ヒップホップは一定のルールの下で参加者たちが優劣を競い合うゲームでありコンペティションである。
・ヒップホップは自己表現するための音楽でもないし、「内面」もない。
・ヒップホップは「個」ではなく、「場」が重要である。
ということかな。
本当にとても勉強になりました!
詳しくはぜひ本を買って読んでみてくださいーー!!