ストリートダンスのおすすめの定番曲をご紹介します。
・ダンスの練習をする時の曲を探してる
・ダンスの音楽の知識を深めたい
このようにお考えの方はぜひ参考にしてみてください!
最初に
今回は、ストリートダンスの中でも代表的な
- ロック
- ポップ
- ブレイキング
- ヒップホップ
- ハウス
の5ジャンルで使用される曲を紹介します。
ただあくまで定番ということであって、もちろん今回紹介するような曲で踊らなくてはいけないということではないです。
ちなみに各ジャンル毎にApple Musicのプレイリストにてまとめています。
プレイリストは公開しているので、すぐに練習したい方はぜひ利用してみてください。
では以下から紹介していきます。
(ちなみに順不同です)
ロック
ロックダンスは、ファンク(Funk)で踊られることが多いです。
一口にファンクといっても幅が広いですが、
- リズムは16ビート主体
- ギターからホーンまで全ての楽器をリズム楽器として使用されている
- フレーズが反復されている
- 1..2..3..4..1..2..3..4 の中の1に大きなアクセントをつける場合が多い
などというのが主な音楽的特徴です。
ファンクはソウルミュージックから派生した黒人音楽であります。
(厳密に言えばソウルミュージックの1つであるとも捉えられます)
ファンクが生まれる以前のソウルミュージックに比べ、ファンクはよりリズムに重点を置かれた踊りが伴う音楽です。
ジェームス・ブラウンや彼のバンド(JB’s)によって形成されたと言われています。
以下のような曲も有名です。
Rufus & Chaka Khan – Dance Wit Me
Isaac Hayes Movement - Disco Connection
以下は、Apple Musicにまとめたロックダンスのおすすめの定番曲たちです。
ポップ
ポッピングは上で紹介したファンク、またエレクトロ、G-ファンクと呼ばれるヒップホップなど、様々なジャンルの楽曲で踊られます。
※エレクトロ:電子音楽の1ジャンルであり、ヨーロッパの電子音楽とアメリカのファンクが融合して成立した音楽。
※G-ファンク:アメリカ西海岸で生まれたヒップホップの一種であり、P-ファンク(以下で説明)などから影響を受けている。生楽器が多用されるほか、電子音楽も使われ、ゆったりとしたグルーヴが特徴。
※P-ファンク:ジョージ・クリントンが率いる1970年代の2組のバンド「パーラメント」と「ファンカデリック」、及びその構成メンバーによるファンクミュージックを指す音楽ジャンル。またこの音楽集団のことを指す。歪んだベース音やシンセサイザーやドラムマシンなどの電子音楽も使われてることが特徴。
ただ、筋肉を弾いたり、独特の雰囲気を出すというポップのダンスの特徴から
- 「バシッ」というような強烈なスネアドラムの音が入ってる
- ユニークな効果音が入ってる
- 機械音的な音が入ってる
などの場合が多いです。
(もちろんこれらの特徴が「全部」満たしてる必要はありません。)
Cameo – Just Be Yourself
Ronnie Hudson – West Coast Poplock
Ollie And Jerry – There’s No Stopping Us
以下は、Apple Musicにまとめたポッピングのおすすめの定番曲たちです。
ブレイキング
ブレイクビーツで踊られることが多いブレイキング。
ブレイクビーツとは、曲中のドラムパートやリズムセクションを抽出したもの、またはその抽出したものを分解やループさせたりして再構築させたものです。(厳密にはその方法のことも指します)
というのも、ドラムパートやリズムセクションはやっぱりノリがいいので、踊りやすいのです。
もっと踊る時間を長くしたいから踊りやすいパートだけを集めちゃえ!という感じで作られたのがブレイクビーツなわけですね。
ちなみにこのブレイクビーツを作り出した過程がヒップホップの始まりでもあります。
DJ クール・ハークによるブレイクビーツの発明ですね。
またそのブレイクビーツの元となったファンクなどのソウルミュージック曲やエレクトロなどでも踊られることもがあります。
以下はブレイキングで踊られることが多い曲です。
Incredible Bongo Band – Apache
The Jimmy Castor Bunch – It’s Just Begun
Arthur Baker – Breaker’s Revenge
以下は、Apple Musicにまとめたブレイキングのおすすめの定番曲たちです。
ヒップホップ
ヒップホップは、その名の通りヒップホップミュージックで踊られることが多いです。
ではヒップホップミュージックとはどういう音楽なのかと聞かれると、実は幅が広すぎてなんとも答えづらいです。
今一般的にはサンプリングや打ち込みを中心としたバックトラックに、MCによるラップを乗せてるのものをイメージすることが多いでしょう。
ただ、そもそもヒップホップミュージックの始まりは、上のブレイキングの説明で出てきたブレイクビーツでした。
ヒップホップミュージックはその年代によってスタイルが違い、かなりの変遷があったのです。
つまり昔の音楽に新しいアイデアを融合させてきた音楽がヒップホップミュージックと言えます。
以下はヒップホップダンサーにおいては伝説の番組「アライブTV」内で使われていたものから3曲。
A Tribe Called Quest – Scenario
J.Beez Comin’ Through – Jungle Brothers
Pete Rock and CL Smooth- The creator
以下は、上の3曲を含めApple Musicにまとめたヒップホップダンスにおけるおすすめの定番曲たちです。
ハウス
主にハウスミュージックで踊られるのがハウスダンスです。
ではハウスミュージックがどんな音楽かというと、、
実はヒップホップミュージック以上に定義しづらい音楽です。
特徴としては
- BPMが120~125程度であり、比較的少し早め
- リズムは一小節に四分音符で四つキックが入る、いわゆる「4つ打ち」が基本
- リズムの繰り返しが基本的な構造で、聴く者に陶酔感を与える
というものがあります。
が、ところがどっこいこれに当てはまらないような音楽も多数存在します。
このため“音の未確認飛行物体“とも比喩されるハウスミュージックですが、聞いているうちになんとなくわかってくるので、とりあえずどんどん聴いて見ることをおすすめします。
Frankie Knuckles – The Whistle Song
Crystal Waters – Gypsy Woman (She’s Homeless)
Masters At Work – It’s Alright I Feel It
以下は、Apple Musicにまとめたハウスダンスにおけるおすすめの定番曲たちです。
おまけ:クラブでよくかかる80年代から90年代ごろの曲
クラブのパーティーでかかる80年代後半から90年代前半の定番曲をApple Musicのプレイリストにまとめました。
楽しめる音楽を探してる方はこちらもチェックしてみてください。
参考は、CD「Let’ dance」です。
(Apple Musicの取り扱い曲の都合上、全曲揃っているわけではありません。)
参考にした資料
今回選曲にあたってはあまり主観を入れたくなかったので、以下のCDを参考にしました。
CDにしか収録していないリミックスverがあったり、CDのガイドブックには曲の知識が書かれていたりするので気になる方は購入してみてください。
最後に
Apple Musicを利用すれば上記のプレイリストの曲を聴くことができますので、ダンス初心者の方で、練習曲を探してる方はおすすめです。
また、今回紹介した曲たちは私の好みもありましてどうしても紹介できる楽曲が偏ってしまっています。
(Apple Musicで紹介してる曲数もバラバラですし、、)
ですので、ぜひどうぞ参考までにでよろしくお願いいいたします。
もっと曲を知りたい方は、上記で紹介している曲のアーティストを調べたり、関連曲を掘ってみると見つかると思います。
曲を見つけることもダンスの楽しみの1つなのでぜひ色々試してみてください。
良いダンスライフをー!